タトゥーの入れ方。当日の流れ・持ち物・何時間かかる?

当日は、身分証を見せて同意書にサインし、下絵を肌に写して位置を決めてから彫りはじめます。終わったら傷口を保護して、ケアの説明を聞いて支払い、という流れです。ワンポイントなら、彫る時間は30分〜1時間ほどが目安です。持ち物は、顔写真つきの身分証と支払いの準備、それに汚れてもいい服があれば足ります。
この記事の内容(7)
当日の流れは、どのスタジオもほぼ同じ
国内のスタジオ5か所の案内を見比べると、順番に大きなちがいはありませんでした。おおまかには次のとおりです。
- 受付: 顔写真つきの身分証で年齢を確かめ、同意書にサインする
- デザインの最終確認: 下絵を肌に当てて、大きさや位置を見る
- 準備と転写: 入れる場所の毛を剃って消毒し、下絵を肌に写す。写した線が乾くまで、数分から10分ほど待つ
- 施術: 輪郭の線(筋彫り)から入れて、色を塗ったり、ぼかしたりする
- 保護: 入れたところをきれいにして、カバーで覆う
- ケアの説明と支払い: 説明の紙やケア用のクリームを渡されることもある
位置と大きさを直せるのは、転写のとき
下絵を肌に写したら、鏡で見て、腕を曲げたり体をひねったりしながら見え方を確かめます。入れたら動かせないので、ここがいちばん大事な時間です。
少し右に寄せたい、ひとまわり小さくしたい、と思ったら遠慮なく伝えてみてください。写した下絵(ステンシル)は何度でも貼り直せる、と案内しているスタジオもあります。肌に下絵がのると、急に実感がわいてくるかもしれません。迷う気持ちも、そのまま言葉にしてかまいません。
モチーフを変えるような大きな直しは、当日ではなく相談の段階で済ませておくのが基本です。デザインが大きく変わらなければ、料金は相談のときの見積もりのまま、というスタジオがあります。

マシンの針で、皮膚の少し下にインクを入れていく
マシンの先には細い針がついていて、肌に小さな穴をくり返しあけながらインクを入れていきます。インクが入るのは、表面のすぐ下にある「真皮」という層です。
真皮では、インクの粒を取りこんだ細胞が入れ替わっても、新しい細胞がまた粒を取りこみます。粒がその場にとどまりつづけるので、模様が長く残ると考えられています(2018年のマウスの研究)。
線を彫るときと色を塗るときでは、感じ方も変わります。痛みの話は「タトゥーの痛み」の記事にまとめています。
かかる時間は、大きさでほぼ決まる
あるスタジオが公開している早見表では、彫る時間の目安は次のとおりです。
| 大きさ | 彫る時間の目安 |
|---|---|
| ワンポイント | 30分〜1時間 |
| タバコの箱くらい | 1〜2時間 |
| CD のジャケットくらい | 3〜5時間 |
| B5くらい | 6時間〜 |
| A4くらい | 8時間〜 |
このほかに、受付から転写までの準備の時間がかかります。長いデザインは何回かに分けて通うことが多く、その話は「タトゥーの前に知っておきたいこと」の記事へ。
身分証と支払いの準備があれば足りる
スタジオの案内で挙がっていたものを、順に並べます。
- 顔写真つきの身分証。運転免許証やパスポートなど国が発行したものに限り、学生証や社員証は使えないとするスタジオもあります
- 支払いの準備。カードが使えるスタジオもあれば、現金だけのところもあるので、予約のときに聞いておくと迷いません
- 飲み物や、飴などの軽くつまめるもの
- イヤホン。音楽を聞いたり、映画を見たりして過ごす人もいます
- ブランケットや厚手のタオル。施術中は体が冷えることがあります
施術の料金とは別に、予約のときに予約金(デポジット)を払うスタジオもあります。くわしくは「デポジット(予約金)」の記事へ。
汚れてもよくて、すぐ出せる服が楽
インクの汚れは落ちにくいので、汚れてもいい服だと気が楽です。黒い服をすすめるスタジオもあります。
肩や背中なら、タンクトップなど出しやすい服が楽です。スタジオで着替えられるところもあります。帰りのことも考えて、入れたところをこすらない、ゆったりした服を選んでみてください。
入れたところは翌朝まで濡らさないよう案内するスタジオもあるので、シャワーは出かける前に済ませておくと、その日の夜が楽になります。
ケアのやり方はスタジオごとにちがう。説明の紙が頼り
施術のあとは、ケアの説明があります。カバーをいつはがすか、どう洗うかはスタジオによってちがいます。渡された紙は、スマートフォンで撮っておくと、なくしても困りません。
最初の2週間の過ごし方は「アフターケア」の記事にまとめています。前の日の過ごし方や食事のことは「タトゥーの前に知っておきたいこと」の記事へ。
よくある質問
- タトゥーは何時間かかりますか?
- 大きさしだいです。施術時間の早見表を出しているスタジオでは、ワンポイントで30分〜1時間、タバコの箱くらいで1〜2時間としています。これに受付や転写の時間が加わります。
- 当日にデザインを変えられますか?
- 位置や大きさの調整なら、転写のときに相談できます。モチーフを変えるような大きな直しは、相談の段階で済ませておくのが基本です。
- 施術中は、どう過ごしますか?
- 音楽を聞いたり映画を見たりして過ごしてかまわない、と案内しているスタジオがあります。長い施術のときは、飲み物やイヤホンがあると気分転換になる、とすすめるスタジオもあります。
調べ方と出典(12件)
2026年10月に、国内のタトゥースタジオ7か所の公式ページ(施術の流れ・初めての方へ・よくある質問・注意事項)を確かめました。施術のしくみは、タトゥーが皮膚に残る理由を調べた査読つきの研究と、アメリカ食品医薬品局(FDA)の案内によります。針が入る深さの数字は、一次資料で確かめられなかったため載せていません。
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